障害者の就労をサポートする職業は様々です。
全国に設置される職業センターなどでは、障害者職業カウンセラーが主体となって、評価アシスタントやジョブコーチ、リワークアシスタントなどが障害者の就労サポートに当たっています。
障害者職業カウンセラーはリーダーとしての役割を担い、主な仕事は障害者の職業評価を実施して職業リハビリテーション計画を策定したり、職業指導や職業準備支援をしたりすることです。
また、評価アシスタントやジョブコーチへの指示や関係機関との連絡および調整、ケース会議の運営の実施なども行います。
この職業に就くには、厚生労働省指定試験に合格した上で講習を修了する必要があります。
試験は一次と二次、三次に分けられており、一次試験では書類審査と適正審査が行われます。
適正審査はWEBサイトにて受験、さらに800字以内の小論文試験とグループ討議は全国4ヶ所に設置された会場の内いずれかで受験します。
そして二次試験の内容は、1ヵ所の会場で実施される面接試験と専門試験があり、合格すると三次試験の面接試験が行われます。
面接では、人物を重視されるといわれます。
採用が決まったら、カウンセラー補として講習を1年間受講しつつ、合同研修や実施講習に参加して修了です。
その後ついにカウンセラーとなれるのです。
受験資格は基本的に大卒ですが、大学の学部や学科、資格は問われません。
新卒の初任給は大学卒業者で238,000円ほど、大学院卒業者はこれよりも1万円ほどアップするそうです。
勤務する機関や土地は基本的に希望できず、定期的に転勤があります。